【育毛基礎知識②】
■発毛剤・育毛剤の成分について効果や特徴について解説
育毛剤・発毛剤を選ぶときに、どのような成分が含まれているのか気になるところです。しかし成分表示を見ても難しい成分名しか表記されておらず、その成分にどのような効果があるのか知らずに使用している方も多いのではないでしょうか。この記事では、育毛剤・発毛剤に含まれる成分について、効果や特徴に触れながら詳しく解説していきます。
■育毛剤に含まれている有効成分とは?
育毛剤には、抜け毛・薄毛の改善のために髪の毛や頭皮に働きかけるさまざまな有効成分が含まれています。
有効成分は大きく分けて、以下の3つです。
- 発毛を促進する成分
- 抜け毛を予防する成分
- 頭皮環境を改善する成分
これらの成分が髪の毛や頭皮に働きかけることによって、「育毛・養毛」「抜け毛の予防」「フケ・かゆみなど頭皮トラブルの改善」といった効果が期待できます。
具体的にどのような成分があるのか詳しく解説していきます。
■発毛を促進する成分
髪の毛は「毛包」と呼ばれる場所の奥にある「毛母細胞」から作り出されています。毛母細胞は、血管から運ばれた栄養素をエネルギーにして髪の毛を成長させるので、発毛を促進させるためには「毛母細胞の活性化」「血行の促進」が必要となります。発毛を促進させる効果がある成分には、この2つの効果があるものがほとんどです。
<発毛を促進する成分の例>
- センブリエキス
- ニンジンエキス
- パントテニルエチルエーテル
- ペンタデカン酸グリセリド
- アデノシン
■頭皮環境の改善する成分
髪の毛の成長には、毛母細胞だけでなく頭皮環境も大きく関係しています。汗やほこり・ゴミなどによって、不潔な状態で雑菌が繁殖しやすい頭皮となっている場合、フケ・かゆみといった頭皮トラブルが起き、抜け毛や脱毛に繋がってしまう可能性もあります。トラブルを防ぐためにも、健康な頭皮環境を保つことが大切です。頭皮環境の改善する成分には、以下の雑菌の繁殖や炎症を抑える効果を持つものがあります。
<頭皮環境を改善する成分の例>
- クジンエキス
- セファランチン
- ジフェンヒドラミン塩酸塩
- グリチルリチン酸ジカリウム
- サイトプリン
- イソプロピルメチルフェノール
■抜け毛を予防する成分
抜け毛の主な原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンによるものです。DHTは毛母細胞の働きを低下させ、抜け毛を多くしてしまうので、抜け毛を予防するにはDHTを抑制することが必要となります。
抜け毛を予防する成分には、DHTを抑制する効果があるものや髪が抜けにくくなる効果がある以下のものがあります。
<抜け毛を予防する成分の例>
- t-フラバノン
- エチニルエストラジオール
- フィナステリド
■発毛剤・育毛剤に含まれる成分の違いや特徴
薄毛・抜け毛を改善するという点では、同じ目的で使用される育毛剤と発毛剤ですが、含まれている成分にはそれぞれ違いがあります。育毛剤と発毛剤では、成分にどのような違いがあるか理解しておくことで、どちらを使用するか選ぶ際のポイントとなります。
■育毛剤に含まれている有効成分の特徴
育毛剤は、医薬部外品に分類されるもので「症状の進行防止」や「衛生目的」として使われる薬です。そのため、育毛剤に含まれる成分の効果としては「髪の毛の発毛を促し、抜け毛を防ぐ」「頭皮環境を清潔に保つ」という点までに限られます。
また、医薬部外品は人体への副作用が医薬品の発毛剤よりも少ないという特徴があり、医師の処方箋がなくても購入することができます。
■発毛剤に含まれている有効成分の特徴
育毛剤が医薬部外品という分類であったのに対し、発毛剤は医薬品にあたり、「症状の治療」を目的とした薬です。発毛作用がある成分が配合されており、使用することで薄毛・抜け毛を治療することができます。
ただし、効果が強い半面、発毛剤は人体への副作用が強く出やすいというデメリットがあり、使用する際には必ず医師の診断を受ける必要があります。発毛剤でよく見られる成分には、以下のものがあります。
- ミノキシジル(医薬成分):血流促進・発毛作用
- デュタステリド(医薬成分):男性ホルモンDHT抑制・抜け毛防止作用
- フィナステリド(医薬成分):男性ホルモンDHT抑制・抜け毛防止作用
- プロペシア(医薬成分):男性ホルモンDHT抑制・抜け毛防止作用
■有効成分だけで育毛剤を判断するのはNG!
抜け毛対策・薄毛の改善に効果がある成分について解説しましたが、有効成分が多く配合された育毛剤の方が効果が高いわけではありません。成分が多く含まれていれば、効果が期待できますが、抜け毛・薄毛の症状によって効果があるものと無いものがありますので、症状によって選ぶようにしましょう。
■成分の副作用も考慮して選ぶようにしよう
育毛剤には、抜け毛対策・薄毛の改善といったメリットだけでなく、副作用が起きる可能性があるというデメリットも存在します。
副作用が不安という場合には、まず副作用が少ない育毛剤から使用してみて頭皮の状態を見てみると良いと思います。
■育毛剤を使うなら有効成分が含まれた【JoooKER】
JoooKERは、4つの有効成分と、12種類の天然由来成分が配合されています。使用後の副作用も少なく、頭皮が荒れやすい方でも使用することができます。主な成分を以下の表にまとめてみました。
成分名 |
成分概要 |
センブリエキス |
リンドウ科の植物センブリから抽出したエキスで、頭皮の巡りを整え薄毛、抜け毛を予防します。 |
グリチルリチン酸ジカリウム |
甘草の根から抽出したエキスで、フケ・かゆみを防ぎ、育毛に適した健やかな頭皮環境に整えます。 |
ジフェンヒドラミンHCI |
頭皮の痒みや炎症を抑え、血流を促進させる効果があります。 |
D-パントテニルエチルエーテル |
ビタミンB群の一種で、髪の成長に関わる毛根に直接働きかけ発毛を促します。 |
ゴボウエキス |
保湿作用や収れん作用があり、キメを整え潤いの持続する肌に導けるエキスです。 |
大豆エキス |
大豆イソフラボンが女性ホルモン「エストロゲン」と似た作用をすることから、男性ホルモンの分泌を抑え、抜け毛を防ぐエキスです。 |
カッコンエキス |
マメ科クズ属の植物クズの根から抽出した育毛促進作用、抗老化作用が期待できるエキスです。 |
ジオウエキス |
皮膚の血液量を増加させ、流れる血液をサラサラにする効果があることから、頭皮の血流が良くなり毛乳頭に栄養を送る効果が期待できるエキスです。 |
ウメ果実エキス |
タンパク質が余計な糖と結び付き、肌の上で糖化するメイラード反応を防ぐ抗糖化校と血流促進効果が期待できるエキスです。 |
紅茶エキス |
保湿作用の他にも、収れん作用、消炎作用があるエキスです。 |
レモングラス抽出液 |
保湿作用が高く、ふけ、痒みを抑える働きや、モイスチャーバランスを整える効果がある抽出液です。 |
イザヨイバラエキス |
ビタミンCが豊富で、レモンの数十倍、アセロラの1.5倍以上も含まれており、ビタミンCの王様と呼ばれているエキスです。 |
タケノコ皮抽出液 |
消臭効果があり、アミノ酸が豊富に含まれていることから、毛包組織に働きかけ、育毛を促進する効果も期待できる抽出液です。 |
カンゾウ葉エキス |
フラボノイドやポリフェノールを多く含み、お肌を健やかに保つ働きがあるエキスです。 |
アロエエキス |
毛根から出る余分な皮脂を抑制することに加えて、男性ホルモンのジヒドロテストステロンを抑える働きがあるエキスです。 |
海藻エキス |
AGA(男性脱毛症)に効果的な抑制因子「FGF5S」を生成する効果があり、外毛根鞘細胞という毛包を包んでいる細胞の増殖を促進する効果もあり、髪を支えて抜け毛を防ぐエキスです。 |
■成分だけでなく自分にあった育毛剤を
育毛剤に含まれている成分について詳しく解説してきました。成分の働きを知ることで今まで表記されている成分が何か分からなかったという方も、自身の悩みに効果的な成分を持つ育毛剤を選んで使用するとこができます。
育毛剤の成分には育毛促進・抜け毛の改善といったメリットだけでなく、副作用が起きるケースもあります。また、育毛剤を選ぶ際には、薄毛・抜け毛の症状のタイプによって選ぶ育毛剤に含まれている成分を理解したうえでより自分に合った育毛剤を使用するのがおすすめです。
JoooKER商品ページ⇒joooker-toook.com
株式会社ToooK(ホームページ)⇒toook.co.jp
2021年4月25日 カテゴリー: 未分類
【育毛基礎知識①】
■発毛剤と育毛剤はどう使い分ければよいか。
医薬品の発毛剤と医薬部外品の育毛剤。それぞれの特徴や効果を詳しくご紹介します。
◆発毛剤(医薬品)
発毛剤には、発毛効果が承認されている成分が入っていて、育毛作用や抜け毛防止などの効果があり、脱毛してしまった頭皮の毛根からの発毛効果も期待できます。早く結果を出したい方にお勧めですが、使用していると皮膚の赤みや痒み、かぶれなどの副作用が生じることがあり、トラブルが起きた時には医師の診断を要する点がデメリットです。
◆育毛剤(医薬部外品)
育毛剤は発毛剤に配合されているような発毛効果がある有効成分は含まれていません。あくまで育毛促進、脱毛予防など、頭皮環境を整えて健やかな髪を保つことが目的なので、頭皮の毛母細胞の新陳代謝を活発にしたり、頭皮の血流を改善、保湿することで育毛環境を整えるなど、今生えている髪の毛を育てる働きがあります。副作用のリスクが少ないため、安心して始めたい方にお勧めです。
薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)だけではありません。生活習慣の乱れやストレス、飲酒や喫煙など、どういう理由で生じているのかしっかりと見定めることが大切です。
■男性用と女性用で育毛剤の配合成分が違う?
育毛剤は女性用も男性用も配合成分の違いはほとんどありません。そのため女性が男性用を、男性が女性用を使っても問題はないと言えます。しかし、発毛剤は、男性用・女性用ではとても大きな違いがあるので、間違った使用は絶対にしないようにして下さい。
■育毛剤はAGAに効果がある?
育毛剤は頭皮のトラブル、例えばフケ・かゆみ・炎症などが原因でおこる脱毛を予防したり、保湿して頭皮環境を整えることで育毛をサポートする効果があります。育毛剤ではAGA(男性型脱毛症)を治療できませんが、頭皮環境を整えて薄毛や抜け毛を予防することができます。
■育毛剤の副作用について
医薬部外品の育毛剤は、医薬品ではないので副作用が出ないように製造されています。ただし、体質に合わず皮膚にかゆみなどが出た場合は、使用を中止する必要があります。一方、医薬品に分類されている発毛剤には、頭皮の発疹・手足のむくみ・頭痛やめまい・などの症状があらわれることもあるので注意が必要です。これは発毛効果がある有効成分のミノキシジルやフィナステリドなどが原因とされていて、他にも動悸や多毛症などの症状が報告されています。
■頭皮ケアでしっかり育毛対策
◆頭皮マッサージ
頭皮マッサージは、頭皮の血流を促進したり、毛穴の皮脂や汚れを取れやすくしたりする効果があります。両手の指を生え際から耳の上へ置き、親指は耳の後ろへ固定。爪を立てないように指の腹部分を使って押さえるようにしながら、円を描くように、マッサージしましょう。親指を少しずつ上へとずらしながら頭頂部へ向け繰り返します。1回4~5分、1日2回程度が効果的です。もむ事を意識して行って下さい。
◆シャンプーによるケア
シャンプーの選び方と正しいシャンプーのやり方が重要です。シャンプーは洗浄成分によって種類が分かれています。一般的なのがアルコール系シャンプーで、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウムなどが成分として配合されています。石けん系シャンプーは原料が石鹸成分でできているシャンプーです。この2つは洗浄力が高く、刺激も強い特徴があります。オイリー肌や、汗をよくかく方、頭皮がベタつきやすい方におすすめです。洗浄力が弱くなりますが頭皮や髪に優しく、刺激が少ないタイプがアミノ酸系シャンプーです。こちらは敏感肌やアレルギーの方にもおすすめです。まれにアミノ酸系でカユミを生じる方がいますが、その場合にはタウリン系、ベタイン系のシャンプーをお試しください。シャンプーはあくまで頭皮環境を整えるのが主な目的なので、発毛効果はありません。ここからは、正しいシャンプーのやり方を紹介します。頭皮は皮脂や汗の分泌が盛んな部位。せっかくの育毛剤の効果を無駄にしないためにも、頭皮は清潔に保つように心がけましょう。
・ブラッシングする
シャンプーの前に乾いた髪を丁寧にブラッシングすることで、髪の絡みを取り除いてフケやほこりなどを取りやすくします。また、洗髪前に入浴を4~5分程度行うと皮脂汚れが取れやすいようです。
・予洗いする
シャンプー時は予洗いが重要です。しっかりとすすぐだけで、汚れの6~7割程がとれると言われています。37~40度のぬるま湯で予洗いし、頭皮と髪の毛をしっかりと濡らしてからシャンプーを始めましょう。シャンプーでは、予洗いで落ちなかった汚れを落とす、という感覚を持ちましょう。
・泡立てて優しく洗う
適量をてのひらに取り、少量のお湯で溶かしてください。しっかりと泡立てたら、頭皮に泡をのせるようにして、頭皮全体を指の腹を使って小刻みにつかむようにマッサージしながら洗っていきます。髪を洗うというよりも「頭皮を洗う」という事を意識して下さい。
・「すすぎ残し」がないようにする
すすぐ時も37~40度のぬるま湯で、すすぎ残しがないように丁寧に洗い流しましょう。特に生え際に泡が残りやすいので、しっかり流すことを意識して下さい。シャンプー後にトリートメントなどを使用する場合、トリートメント剤は頭皮には付けずに、髪の毛先~中間に使用します。洗髪が終わって頭皮を濡れたままにしていると雑菌などが繁殖してしまい、フケや痒み、臭いの原因となる恐れがあるので、ドライヤーで頭皮と髪をしっかりと乾かすことが大事です。
JoooKER商品ページ⇒joooker-toook.com
株式会社ToooK(ホームページ)⇒toook.co.jp
2021年4月20日 カテゴリー: 未分類